仏式
仏式葬儀の主な流れ(富山地区)
6. 初七日法要
- 初七日法要
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初七日法要は火葬の最中にも
富山県、石川県内では、還骨のおつとめ(読経)、初七日法要を、葬儀当日に行うケースが大半です。還骨のおつとめは大抵、火葬後に行いますが、初七日法要は、地域によって行い方が異なっています。 初七日とは本来、故人が亡くなった日から数えて七日目を指しますが、遠方から日を置かずに再び足を運んでもらう会葬者に配慮し、併せて行う慣習が一般化しています。
- 初七日のお食事
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読経の後にお食事をいただく
初七日法要は、読経の後、葬祭会館で会食の場が設けられ、これを「初七日のお食事」「中陰の御膳」などと呼んでいます。 長テーブルではなく、丸テーブルで行われる例も見受けられます。
お世話になった人をねぎらう場
この会食は、僧侶や世話役など、葬儀でお世話になった人たちを感謝の気持ちでもてなす場となります。 喪主や遺族は、席に着いた一人一人を回り、お礼を述べるのが礼儀です。会食の時間は、1時間ほどを目安にし、適当な時間を見て喪主があいさつに立ち、お開きといたします。
喪主はお礼のあいさつと今後の日程を報告する
喪主は会食の間に今後の法要や納骨の日程についても報告しておきます。 なお、この間に必要事項を伝えられなかった場合は、お開きのあいさつの際に伝えるか、あらためて案内状を出すのが正式な方法です。
- 中陰壇
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自宅に戻ったら遺影と遺骨を飾る
自宅に戻ると、御骨置き台(後飾り)に遺骨と遺影を飾ります。 これは「中陰壇」とも呼ばれ、枕飾りが机だったのに対し、御骨置き台は2,3段にあつらえられます。 大抵は、納棺の後、通夜の前に葬儀社が準備しておくケースが多くなっています。