
本来の結納は、帯や袴などの布地に酒樽や海産物などを添えて贈るのが習わしでした。現在では、こうした結納品をかたどった飾り物が使われ、縁起物としての意味あいが強くなっています。

鮑の肉を長く伸ばしたもので、延命や長生不死の薬とされています。祝肴として慶事をあらわします。

末長い幸福への祈りを込めた白扇一対。婚家の家風に染まってほしい、という意味を含みます。

白麻の布地。ともに白髪になるまで仲睦まじく添いとげるように、という意味をもちます。

噛めば噛むほど味わい深い伴侶になってほしいという意味が込められています。

栄養価の高い保存食として祝事に欠かせないコンブ。子孫の繁栄を願って「子生布」の文字が当てられます。

鰹は「勝ち魚」「松魚」といって男性の力強さを象徴し、古来から祝事に喜ばれる品とされています。

家の中に喜びごとが多く集まり、それがいつまでも続くように、との願いが込められています。 |