キリスト教式
キリスト教式の葬儀の主な流れ(プロテスタント)
5. 葬儀・告別式の進行
- 葬儀・告別式
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聖書朗読と祈りが中心の葬儀・告別式
プロテスタントでは、故人は死後、天に召されて神のもとに安らかにいるという考え方があり、祈りは神のために捧げられます。 葬儀の際も故人の冥福を祈るのではなく、神への感謝と遺族を慰めるために行われます。 プロテスタントにも宗派がいくつもあり、葬儀の内容も異なりますが、聖書朗読と神への祈りが中心になります。 また、葬儀と告別式は分けずに続けて行われます。式の内容は、各宗派によって異なりますが、一般的に次のような流れで行われます。
- 葬儀・告別式の流れ
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1. 一同着席
オルガンが演奏され、牧師を先頭に、棺、喪主、遺族が入場するので、参列者は起立して迎えます。 棺が祭壇に安置され、遺族らが着席したら、参列者も着席いたします。
2. 聖書朗読・祈祷
牧師が聖書朗読と祈祷を捧げます。祈祷の際、参列者は黙祷し、その後、賛美歌を斉唱いたします。
3. 牧師による説教
牧師が故人の略歴を述べ、人柄などを紹介いたします。この後、牧師による説教が行われます。
4. 弔辞・弔電代読
弔辞・弔電が紹介されます。弔辞は故人の弔いではなく、故人の思い出を参列者に語るような内容にいたします。
5. 祈祷・オルガン奏楽
オルガンが演奏されるので、参列者は黙祷しながら、演奏を聴きます。
6. 告別の祈り・献花
牧師による告別の祈りの後、賛美歌斉唱が行われます。 次に、牧師、喪主、遺族、親族、一般会葬者の順に告別の献花を行います。 なお、参列者が多数で、献花を省略する場合はあらかじめ教会と打ち合わせ、一同の黙祷に替えたりする場合もあります。
7. 遺族のあいさつ
献花後か献花前に、喪主が感謝のあいさつをいたします。