仏式

仏式葬儀の主な流れ(富山地区)

  • 1 危篤・臨終
  • 2 ご遺体の安置と通夜の準備
  • 3 通夜
  • 4 葬儀
  • 5 出棺
  • 6 初七日法要

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2. 遺体の安置と通夜の準備

喪主・葬儀の形式を決める

遺族の代表者として通夜から法要までを主催

遺族の代表者として葬儀を執り行い、弔問を受けるのが喪主の務めです。 はじめに通夜や葬儀について僧侶、当社セレモニースタッフとの打ち合わせを行わなければならないため、 何よりも早く人選をしてしまわなければなりません。 また、葬儀が終わっても、喪主の仕事は終わりではありません。 忌日法要・年忌法要などを主催することも、喪主の大事な務めなのです。

喪主の人選は故人と最も縁の深い人を

喪主には、故人との縁が最も深かった人を選ぶことが多いようです。 既婚者なら配偶者が、配偶者がいない場合や高齢の場合は長男または同居している子どもが務めるのが一般的です。 場合によっては他家に嫁いだ娘が務めることもありますし、喪主が幼い場合などは親戚が後見人としてつくこともあります。 ただし、年忌法要の主催なども考慮して、なるべく喪家の近くに住む人を選んだほうが良いでしょう。

どの宗教・宗派で行うかを決める

仏式、神式、キリスト教式など、葬儀の形式は宗教によってさまざまです。 同じ仏式でも、宗派によってもしきたりは変わってきますので、まずは、どの宗教・宗派で行うかを決める必要があります。 一般的には故人の信仰を尊重いたしますが、特になければ生家や嫁ぎ先の家の宗教で行うのが多いようです。

葬儀の日程は僧侶・火葬場の都合も考えて

亡くなった翌日に通夜、その次の日に葬儀というのが一般的な流れですが、 亡くなったのが早朝なら、当日に通夜、翌日に葬儀を行う場合もあります。 日程は、僧侶や火葬場の都合も考慮して決めましょう。 また、死後24時間を経過しないと火葬できませんので注意が必要です。

枕飾りと枕経

線香・ロウソクの火は絶やさずに

遺体を安置したら、遺体の枕元に「枕飾り」と呼ばれる小さな机を用意いたします。 枕飾りは小机に、四華・香炉・燭台・花立てを供えるのが一般的で、宗派によっては水や一膳飯を供える場合もあります。 また、極力線香とロウソクの火を絶やさないよう、枕飾りの側には常に誰かしら遺族がいるようにいたします。

僧侶を招き「枕経」をあげる

枕飾りが済んだら、僧侶を迎えて「枕経(まくらぎょう)」と呼ばれるお経をあげてもらいます。 僧侶が枕飾りの前で読経をしている間、遺族は僧侶の後ろに控え、心静かに僧侶の読経を拝聴いたします。 この時、遺族は喪服である必要はありませんが、地味な服装にし、アクセサリーなどはなるべく外して臨むようにしましょう。

神棚封じ

喪家に神棚がある場合神式では忌み嫌うため、神棚の扉を閉じて半紙を貼る「神棚封じ」を行います。 かつては第三者が行うものとされていましたが、最近では遺族が行うことが多いようです。 半紙で封じた神棚は、亡くなってから49日目の忌明けをもって貼った本人が元通りに直しましょう。

法名戒名を依頼する

法名・戒名とは

そもそも法名・戒名とは、仏の弟子となったことを意味して付けられる名前のことです。本来、生前に受けるものでしたが、現在では亡くなってすぐにお手継寺(菩提寺)の僧侶にお願いする形になっており、通常、仏式の葬儀では必ず受けることになっています。法名・戒名は宗派によって呼び名が異なります。浄土真宗では「法名」、天台宗、真言宗、禅宗の曹洞宗などでは「戒名」、日蓮宗では「法号」です。また、宗派によって用いられやすい字や特徴もあります。

死亡通知

場合によっては新聞に死亡広告を

通夜や葬儀の日程が決まった後で死亡を知らせる人には、電話で「誰が、いつ亡くなったか/通夜・葬儀は何時からどこで行うか」を確実に伝えます。 仏式以外の葬儀を行うなら、その旨を伝えておいたほうが良いでしょう。 また、広く葬儀を告知する必要がある場合は、新聞に死亡広告を出すことがあります。

納棺

通夜までに遺体を棺に納める

枕経が済んだら、通夜までに遺体を棺に納めます。 もともとは遺族が中心になって行う作業でしたが、現在では当社スタッフがお伺いし、 棺に納めることが多くなってきております。

棺に入れてはいけないもの

棺には副葬品として、故人が生前に愛用していたものを入れる場合がありますが、入れるものには注意が必要です。 例えば、燃え残ってしまう金属類、メガネやお酒などのガラス製品、遺骨に色が移ってしまう果物などは入れないほうが良いでしょう。 ペースメーカーも、火葬の際に爆発する危険がありますので、病院で取り外してもらいます。 どうしても入れたいものは、火葬後に骨箱に入れるようにしましょう。