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Prologue プロローグ

STAY WITH

いつだったか聞いたことがある。
「いい結婚式とは紡いだ時間に包まれる結婚式」だと。
泣いたり笑ったりしながら、ふたりでみんなで紡いだ時間。
それが、深い感動や親愛となって、
このときに分かちあえるように。
そして、固い縁や絆となって、このさきも続いていくように。

想いと願いをこめた1日が、いま、はじまる。

Scene1
花嫁の追憶。

いつだったか聞いたことがある。
「いい結婚式とは紡いだ時間に包まれる結婚式」だと。
泣いたり笑ったりしながら、ふたりでみんなで紡いだ時間。
それが、深い感動や親愛となって、
このときに分かちあえるように。
そして、固い縁や絆となって、このさきも続いていくように。

Scene2
花婿の父の誇り。

正直、意外だった。おまえがここを選ぶとは。
たくさんの親族が集まること、遠くからの来賓があること、
なんにも考えていないようで、きちんと考えているんだな。
いつのまにか頼もしくなって、花婿の父としては誇らしいかぎり。
友達もみんなうれしそうで、
彼らといい時間を過ごしてきたことが伝わってくる。
いまこの瞬間もそうなるよう願わずにはいられないよ。

Scene3花嫁の母の願い。

胸がぎゅっとしたの。
わたしたちのもとから巣立っていくこの日、
あなたがすごく凛としてみえたから。
明るくね。笑顔でね。でも、ちゃんと、おしとやかにね。
かけたい言葉はいくつもあったけれど。
「どうか、幸せでいて ―― 」 後姿に小さくつぶやいて、
泣き虫で甘えん坊だったあなたを思いだした。

Scene4
花嫁の祖母の教え。

おかしなものね。おばあちゃんも、おかあさんも、
そしてあなたも、選んだのがホテルウェディングだなんて。
立派な式場で、大切な人達と、最高な門出。
こんな素晴らしい経験は長い人生でもそうないことよ。
きっと、これまでの1日1日を慈しんできたご褒美ね。
だから、これからの1日1日もどうか慈しんで。
たくさんのご褒美がもらえるよう、おばあちゃんも祈っているから。

Scene5
花婿の友人の本音。

ほんと、変わらないな。かっこつけたがるところ。
伝統も品格もあるホテルで結婚式、
ちょっと気恥ずかしいけど、とっても満喫しているよ。
こういう雰囲気がここちいいってことは、
お互いに大人になったってことかもな。
でもさ、たまにはみんなで集まって、
学生のときみたいに馬鹿や無茶もしような。

Scene6
花嫁の友人の羨望。

ハッと息をのんじゃった。すごく洗練されたところじゃない。
どこにしようか迷っていたみたいだけど大正解。
もてなしは丁寧だし、しつらえは綺麗だし、お料理は美味しいし。
わたしの結婚式もこういうところで挙げたいな。
もっといえば、あなたの結婚式よりうんと素敵に、なんておもってる。
だからさ、友人代表のスピーチ、いまからお願いしておくね。

ひとりになって、ふりかえる。
わたしたち、いい結婚式ができただろうか。
もてなしやしつらえは素晴らしかった。
料理や演出も素晴らしかった。
けれど、なにより素晴らしかったのは、
ともに過ごしてきた家族や友達がたくさんいてくれたこと。
「いい結婚式とは紡いだ時間に包まれる結婚式」。
いつだったか聞いた言葉を思いだして、
また、涙がこぼれそうになった ― 。